地域冷暖房
地域冷暖房(District heating and cooling 略称「DHC」)

<1>地域冷暖房とは

1ヶ所または数箇所のプラントから複数の建物に配管を通して、冷水、蒸気、温水を送って冷暖房を行うことを地域冷暖房といいます。

地域冷暖房システムイメージ
<2>社会的メリット

・熱源機器を一括集中管理することにより、機器効率を高く維持することができ、省エネルギーになります。また、省エネルギーと同時に酸性雨の原因等の大気汚染物質である窒素酸化物の排出量を削減していますので、地球温暖化防止に貢献しています。
・熱を供給する配管は電力通信ケーブルと同じで災害に強い共同溝に敷設されるので、災害時の安全性を確保しています。
・未利用エネルギー(清掃工場排熱、河川水・海水の熱、下水の熱、変電所の排熱等)の活用や、当社のようなCGS排熱の活用により大幅な省エネルギーが可能となります。

エネルギー効率の比較
地域冷暖房システムは高効率化が進み、個別熱源方式と比較して省エネルギーになっています。
エネルギー効率の比較
出典:「未利用エネルギー面的活用熱供給の実態と次世代に向けた方向性」
平成20年3月経済産業省資源エネルギー庁

<3>お客様の主なメリット

・景観を損ねるビルの煙突や冷却塔などの室外機が不要となり、都市景観の向上に役立ちます。また、室外機が不要になるため屋上スペースの有効活用ができ、緑化や太陽光パネルの設置ができます。
・熱源機器は地域冷暖房プラントに一括集中するので、燃料等の危険物取り扱いや貯蔵も不要となり、建物全体の安全性が向上します。さらに地震等の災害時における二次災害の発生を防止するので、街全体の防災につながります。
・ビルの機械室を大幅に縮小することにより、スペースを防災倉庫等に有効活用することができます。
・熱源機器が不要になるため建設時の初期費用の抑制や契約電力量を低くできるためイニシャルコストとランニングコストを同時に削減します。また熱源機器の運転で必要な有資格者を配置する必要がなくなります。
・地域冷暖房プラントを設置したビルは容積率緩和措置を受けることができます。
1 熱源機器が不要になりイニシャルコストを低減
2 熱源機器の整備費用がなくなりランニングコストを低減
3 契約電力を下げることでランニングコストを低減
4 機械室スペースが縮小され防災倉庫等の有効利用
5 屋上を緑化や太陽光パネルの設置が可能
 
 
 
 
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